ホリエ シマ   HORIE Shima
  堀江 志磨
   所属   国立音楽大学  演奏・創作学科 鍵盤楽器専修
   国立音楽大学大学院  音楽研究科 器楽専攻
   国立音楽大学大学院  音楽研究科 音楽研究専攻 器楽研究領域
   職種   教授
研究期間 2017/05/03~2017/05/03
研究課題 ブラームス後期 ピアノ作品の演奏表現 研究 《3つのインテルメッツォ Op.117を中心に》
実施形態 個人研究
代表分担区分 研究代表者
概要 機関研究費<国立音楽大学>特別支給:ブラームスのピアノ作品は,同時代のロマン派の作曲家と比べて,必ずしも多いとは言えない。Op.1,Op.2,Op.5の,大規模なソナタに始まるピアノ作品は,その後,変奏曲,中規模作品を経て,最晩年には20数曲の小品群に到達する。Op.116からOp.119としてまとめられたこれらの作品は,作曲家の内面に深く関わり,よって非常に「私的」で作曲家本人の心象風景を映していると言われる。この中からOp.117の,3つのインテルメッツォを取り上げる。本来,インテルメッツォは,間奏曲の意味であり,3曲のインテルメッツォをまとめて曲集にしたものは珍しい。これの示す意味や,作曲家の伝記的背景も考慮しつつプラームスの心象風景に迫り,演奏表現の可能性を探りたい。