モトジマ アサコ   MOTOJIMA Asako
  本島 阿佐子
   所属   国立音楽大学  演奏・創作学科 声楽専修
   国立音楽大学大学院  音楽研究科 声楽専攻
   国立音楽大学大学院  音楽研究科 音楽研究専攻 声楽研究領域
   職種   教授
研究期間 2007/10/17~2007/10/17
研究課題 R.シューマンの《リーダークライス》Op.39を通してみるドイツ・ロマン派歌曲における象徴表現
実施形態 個人研究
代表分担区分 研究代表者
概要 機関研究費<国立音楽大学>特別支給:ドイツロマン派歌曲における作品解釈、および、その表現基盤としての発声について。 R.シューマン(1810-1856)の《リーダークライス》Op.39はアイヒェンドルフ(1788-1857)の詩による 12曲からなる歌曲集である。これらの詩は自然と人生を主題にした大きな文脈が横たわっている。シューマンは12の詩に作曲してLiederkreis(歌の輪)としてまとめ、「夜」「自然」を背景に「恐れ」「憂い」「歓喜」など人間の内面を、ゆるやかに関連づけながら提示した。とりわけ全体に貫かれているのは、実人生にも通じる「愛」の予感と成就である。このような基本的な考察を出発点に、ドイツロマン派の詩における言葉の象徴表現に焦点をあて、この時期の歌 曲の作品理解と演奏解釈を研究する。