ミヤケ ヒロコ
MIYAKE Hiroko
三宅 博子 所属 国立音楽大学 音楽文化教育学科 音楽療法専修 国立音楽大学大学院 音楽研究科 音楽学専攻 職種 准教授 |
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研究期間 | 2018/04/01~2023/03/31 |
研究課題 | コミュニティ音楽療法の包摂と排除-生態学的観点からの事例検討による多層的理解 |
実施形態 | 科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 | 日本学術振興会 |
研究種目名 | 科学研究費助成事業基盤研究(C) |
科研費研究課題番号 | 18K00220 |
キーワード | 音楽療法 、 コミュニティ音楽療法 、 協働 、 社会包摂 、 社会的包摂と排除 、 生態学的視点 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
概要 | 本研究の目的は、コミュニティ音楽療法の実践事例における参加者間の音楽的-社会的相互行為の様相を明らかにすることである。①実践調査では、立場や背景の異なる人々との音楽的-社会的協働がいかにして可能かという問いに基づき、a) 障害のある青年の個人音楽療法セッション25回 b)東京都内の地域交流拠点での音楽ワークショップ5回を実施。参与観察と映像をもとに実践記録を作成した。 ②分析解釈では、関連文献の収集・整理を行い、本研究を貫くテーマ「音楽活動を介した協働」に関する視座の明確化に努めた。現時点では、認識や表現の方法そのものが異なる人々の対話を通じた民主的な参加のプロセスであり、多重的な関係のなかでつねに動きながら作られ続けるものとして、協働性を把握している。③成果発表では、第18回日本音楽療法学会学術大会自主シンポジウム「ノルウェーの音楽療法から考える、日本のコミュニティにおける音楽療法の展望」に指定討論者として登壇し、コミュニティ音楽療法の概念用語を自らの実践に照らして読み解く必要性を指摘した。 |
PermalinkURL | https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-18K00220/ |