スエマツ ヨシミ   SUEMATSU Yoshimi
  末松 淑美
   所属   国立音楽大学  外国語科目
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2024/03/31
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 müssenとmoeten の多義性をメタファー写像の視点から比較
執筆形態 単著(単独)
掲載誌名 国立音楽大学研究紀要
掲載区分国内
出版社・発行元 国立音楽大学
巻・号・頁 58,59-70頁
総ページ数 12
概要 イメージスキーマを利用して、ドイツ語のmüssenとオランダ語のmoetenが持つそれぞれの多様な意味用法を、スキーマのメタファー写像という視点から比較し、多義性の広がりの背景を探る試みを行った。主に文法書や辞書のプロトタイプ的用例をもとに分析した。共通性が確認できた点としては、非認識的用法の一つで、何らかの目的のために必然的な行為を表現する場合と、認識的用法において、ドイツ語オランダ語双方が同じイメージスキーマ構造を持っていたことが挙げられる。いっぽう相違点としては、非認識的用法でモダリティ源が文主語内にある場合に、イメージスキーマの構造は共通しているものの、モダリティ源の質そのものに違いがある点と、オランダ語moetenのほうがより自由にイメージスキーマをメタファー写像させている可能性が確認できた。
ISSN 0288-5492