ミキ カヨ
MIKI Kayo
三木 香代 所属 国立音楽大学 演奏・創作学科 鍵盤楽器専修 国立音楽大学大学院 音楽研究科 器楽専攻 国立音楽大学大学院 音楽研究科 音楽研究専攻 器楽研究領域 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03/31 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | ショパンのバラード第1番作品23の演奏法研究 |
執筆形態 | 単著(単独) |
掲載誌名 | 国立音楽大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 国立音楽大学 |
巻・号・頁 | 50,229-239頁 |
概要 | 本稿の目的は、ショパンのバラード第1番の演奏に際しての筆者の取り組みをたどり、どのようなことを理解しておくべきか、何が演奏に寄与するのかを分析するとともに、現代の演奏において新しい解釈は生まれ続けているのか、という問いを考察することにある。ロマン主義時代にあったショパンが、本来文学であったバラードを音楽のみで表現するのは意欲的な試みであった。この作品は時空を超えて今も奏者に新鮮な魅力を与え続け、同時に新しい解釈が生まれ続けていると言える。筆者の定義する新しい解釈とは、それを目的として意図的に探求するものではなく、奏者がその都度その作品に真摯に向き合うことで結果として生まれるものであり、良心ある奏者が常に理想の完成像を追い続けている限り、生まれ続けるものである。 |
ISSN | 0288-5492 |