スエマツ ヨシミ
SUEMATSU Yoshimi
末松 淑美 所属 国立音楽大学 外国語科目 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03/31 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | sollenの意味を文法化の視点から考える |
執筆形態 | 単著(単独) |
掲載誌名 | 国立音楽大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 国立音楽大学 |
巻・号・頁 | 50,17-28頁 |
概要 | ドイツ語の話法の助動詞sollenの多義性を通時的視点から観察し、意味の分岐の過程を探る。sollenが話法の助動詞であるのに対し、同じ語源を持つオランダ語zullenは主に未来の助動詞として使用される。sollenの意味を時間的に遡ることにより、zullenの意味と重なる部分を探した。Diewald (1999) および高橋輝和 (2015) の詳細な意味記述を参考にオランダ語と対比させたところ、sollenの古形がもともと持っていた未来や推量の意味はやがて弱くなったこと、その背景には18世紀まで助動詞と併用されていた動詞としてのsollenの影響が排除できないという結論に至った。 |
ISSN | 0288-5492 |