モトジマ アサコ   MOTOJIMA Asako
  本島 阿佐子
   所属   国立音楽大学  演奏・創作学科 声楽専修
   国立音楽大学大学院  音楽研究科 声楽専攻
   国立音楽大学大学院  音楽研究科 音楽研究専攻 声楽研究領域
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/03/01
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 ミュージカルの発声指導法をめぐる考察
〜クラシック発声と地声発声〜
執筆形態 共著(共同)
掲載誌名 国立音楽大学研究紀要
掲載区分国内
出版社・発行元 国立音楽大学
巻・号・頁 55,349-351頁
著者・共著者 本島阿佐子 中西千春
概要 クラッシック⾳楽の伝統を守ってきた国⽴⾳楽⼤学で、ミュージカル・コースが2018 年
に新設された。本コースでは1、2年次の基礎課程を経た後、3年次よりミュージカル⾳楽
(主にポップス)を学ぶ、そして、そのために必要な応⽤技術(地声の歌唱)を学ぶことだ。
しかし、声楽初⼼者の学⽣が、わずか2 年間で声楽基礎技術の習得は難しい。さらに⼀部
の教師の根強い「地声による発声は喉を壊す」という先⼊観に、地声の発声に抵抗を感じ、
発声に悩む学⽣は多い。本研究の⽬的は、学⽣の発声への不安軽減のために学び⽅の提案
をすることである。⽂献研究とワークショップの開催、および「からだメタ認知」(諏訪、
2012)という考え⽅にヒントを得て、学⽣が発声時の⾃分の⾝体の状態を認識し、ことば
で確認することが、効率の良い学び⽅の必須要件であると考えるようになった。伝統的な
声楽レッスンで教師が教え込むパターンを、学⽣の気づきに基づく主体的な「学び」へと変
換する。