ヨコイ マサコ
YOKOI Masako
横井 雅子 所属 国立音楽大学大学院 音楽研究科 音楽研究専攻 音楽学研究領域 職種 特任教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2014/03/31 |
形態種別 | 調査報告書 |
標題 | ドイツ・フォークトラントにおける楽器製造の歴史と現状に見る伝統継承と地域再生―平成23~25年度科学研究費補助金 研究報告書 |
執筆形態 | 共著(共同) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 私家版 |
著者・共著者 | 横井雅子(音楽学)“The Current situation and Problems of the Musical Instrument Manufacturing in the Borderline Region between Germany and the Czech Republic”、共同研究者の白石美雪(音楽学)「国際アコーディオン・コンクールとハーモニカ・ライブ」、森太郎(楽器学)「アコーディオン共鳴部の数値シミュレーション」、加賀美雅弘(地理学)「野外博物館からみたドイツ・フォークトラント地方の地域再生」、薩摩秀登(歴史学)「チェコ共和国西部の楽器生産」 |
概要 | 本報告書は平成23年度より3年間、文部科学省科学研究費補助金を受けて実施した基盤研究(B)「ドイツ・フォークトラントにおける楽器製造の歴史と現状に見る伝統継承と地域再生」(課題番号23320044)の研究成果の一部である。
この研究は、隣り合う旧東ドイツ・フォークトラント地方とチェコの西ボヘミア地方(ここではこの両方を便宜的に「フォークトラントと周辺地域」と称することにする)の市町村で17世紀頃から続いてきた楽器製造が、歴史的経緯を踏まえた伝統に立脚しつつ20世紀末に起きた体制転換やそれに引き続く社会変動にいかに対応し、「地域再生」が盛んに叫ばれる現代においてどのような将来像を描こうとしているのかを考察することを目的として立ち上げられた。 本研究は音楽のためのツールである楽器を取り上げてはいるが、楽器そのものが音楽行為の中でいかに用いられ、どのような音響を発するかという音楽的営為を明らかにすることを目的とはしておらず、むしろ楽器産業を通して当該地域の歴史や地域性を考察することを主眼とした。そのため、音楽学の他、歴史学、地理学の研究者との共同研究の形をとった。 |