エザワ セイコ
EZAWA Seiko
江澤 聖子 所属 国立音楽大学 演奏・創作学科 鍵盤楽器専修 国立音楽大学大学院 音楽研究科 器楽専攻 国立音楽大学大学院 音楽研究科 音楽研究専攻 器楽研究領域 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2017/01 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
査読 | 査読あり |
標題 | 視線の動きからみたピアノ演奏と熟達者の指導法への提案 |
執筆形態 | 共著(共同) |
掲載誌名 | 国立音楽大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 国立音楽大学 |
巻・号・頁 | 51,147-158頁 |
概要 | ピアノ演奏における視線行動、初見演奏時の読譜音符と実際に演奏している音符とのずれである視手範囲に関する研究を中心に、熟達者の指導にどのような知見が生かせるか検討した。音楽大学においては、一定以上のスキルを持つ熟達者に、楽譜からの情報を知覚する段階、それを演奏に変換するための運動プログラミングを作成する段階、先読みした音を記憶する段階、最後に実際に演奏する段階をそれぞれに習得させた上で、さらなる演奏の向上を図らせるための適切な指導が必要である。楽譜という視覚情報の処理能力向上のために大切となる要素として重要な和音、和声、リズムのパターンに対してのより多くの知識、同時に長期記憶とワーキングメモリの組合せによる効率的な理解と学習への適切な指導の必要性、また学生自身の初見演奏を踏まえて、レッスンでより音楽性の高い演奏を目指しての指導がなされるために、頭の中で楽譜を読むこと、様々な時代、様式の作品を数多く体験させることを提案した。 |
ISSN | 0288-5492 |