アベ ヒロシ   ABE Hiroshi
  安部 博史
   所属   国立音楽大学  音楽文化教育学科 幼児音楽教育専攻
   国立音楽大学大学院  音楽研究科 音楽研究専攻 音楽教育学研究領域
   国立音楽大学大学院  音楽研究科 音楽教育学専攻
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/03
形態種別 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
標題 宮崎大学医学部附属病院精神科におけるコンサルテーション・リエゾン精神医療の現状(第2報)
執筆形態 共著(共同)
掲載誌名 宮崎県医師会医学会誌
出版社・発行元 (公社)宮崎県医師会
巻・号・頁 39(1),29-33頁
著者・共著者 塚本 彩香,直野 慶子,武田 龍一郎,船橋 英樹,宇田川 充隆,三好 良英,松尾 寿栄,安部 博史,石田 康
概要 一般に精神障害者は身体的自己管理が不十分となりがちなうえ、精神科診療場面における身体所見の細やかな評価が困難なこともあり、身体疾患の発見が遅れがちで、重篤化する傾向にある。更には、自殺企図による骨折、熱傷、急性薬物中毒など、精神疾患が身体疾患の発生に関与する例もみられる。宮崎県においては、精神病床を有し、精神障害者の総合的な身体合併症管理が可能なのは、少数の医療機関に限られる。2011年8月から2014年7月までの3年間に、精神疾患を有する患者で身体合併症を加療することを目的として宮崎大学医学部附属病院精神科に入院した症例を診療録から抽出し、その全例について後方視的観察研究を行った。観察期間中に身体合併症を加療する目的で当科に入院した症例は、同期間に入院した症例の約3割であり、当科における過去の報告と比較し増加していた。紹介元の医療機関は、当院救命救急センターをはじめとする院内他科、県内全域の精神科病院が大半であった。当科での身体合併症の加療を目的とした入院患者は増加傾向にあり、総合的に精神障害者の身体合併症管理を実施している当院の地域における役割は大きいと考えられた。(著者抄録)
ISSN 0389-8288