キクチ ユキオ   KIKUCHI Yukio
  菊池 幸夫
   所属   国立音楽大学  演奏・創作学科 作曲専修
   国立音楽大学大学院  音楽研究科 作曲専攻
   国立音楽大学大学院  音楽研究科 音楽研究専攻 創作研究領域
   職種   教授
項目区分 教育方法の実践例
期間 2008
事項 教育上の工夫
概要 (ロマン派のピアノ作品の分析) ロマン派のピアノ作品を、時代様式を踏まえながら多角的に分析し、作品の音楽的意図を汲み取り演奏表現の向上を図ることを目標とする。ショパン作品を中心に、他にシューマン、リストなどのピアノ作品を取り上げ、各作品の和声、形式、書法について考察する。ショパンの作品はマズルカをはじめとする舞曲、前奏曲、バラード、およびソナタを、なおソナタについてはシューマン、リストの作品も取り上げる。同一の作曲家の作品比較、および同時代の作曲家の作品比較、分析を行い、ロマン派の時代様式を広く捉えてゆくものとする。 (近代のピアノ作品の分析) 近代のピアノ作品を、時代背景を踏まえながら多角的に分析し、作品の音楽的意図を汲み取り演奏表現の向上を図ることを目標とする。近代フランス(フォーレからドビュッシー、ラヴェル)、および20世紀(スクリャビン、プロコフィエフ、バルトーク等)を代表する作品を取り上げ、和声、形式、書式について考察する。この時代の傾向である〝調性からの離脱〟がどのようになされたのかに着目しながら、それぞれの語法の特徴を明らかにしていくものとする。 (「鍵盤楽器作品分析ⅠⅡ」)